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2000ブリーダーズカップ
(ケンタッキー州チャーチルダウンズ競馬場)
観戦記

 ⇒この観戦記は2000年11月帰国直後に記述したものです。
後加筆した部分は「後註」としました。
 

arrow16b.gif2000年11月。成田からミネアポリスに行き、
飛行機を乗り継いでケンタッキー州ルイヴィルへ。
ブリーダーズカップとケンタッキーの牧場見学にいってまいりました。

BC当日、チャーチルダウンズ競馬場に到着したのは、
第1レースがちょうどスタートしたころでした。
1日10レースのすべてがグレードレース、3レースから10レースまでがBCです。
正面スタンド2階のまんなかあたりに席が決まり、さて、と思ったころには2レースが終了。
相変わらずアメリカの競馬はテンポがはやい。

アメリカの競馬場はどこも似たようなコース形態。
チャーチルダウンズ競馬場もその例にもれず、外側のダートコースがメインで、
1周ちょっとで1マイルの左廻り。幅員もせまく、フルゲートはみな14頭。
コース形態としては川崎や船橋と似たようなものか。内側の芝は当然洋芝でかなり深め。

2400(正確には1と2分の1マイル)のターフではコーナーが6つということになる。
ゴールポストはかなり1コーナー寄りで直線は2F弱程度。
スタンド、その他も特に大きくはない。

天候は晴れ、ときどきうす曇、馬場状態はダート「FAST」
 水分はなくてもやや堅めで1,2レースの時計も速い。
これでは前半折り合いつけて、直線勝負、では後手にまわる可能性大か。
芝の馬場状態は 「FIRM」 これも速い時計の勝負か。

チャーチルダウンズ競馬場・(表彰を受けるカラニシ、真中の緑の勝負服)
 

パドックは馬番ごとに仕切られていて、馬房状になっている。見えるのは馬の正面。
大変混雑しているし、馬の状態、歩様なんてさっぱり分からない。入ってくるときは馬を
横から見られるものの、鞍もゼッケンも付けていない馬もいてわからない。
席からの移動も大変なので、パドックでのチェックはあきらめる。

1、2レースをゲイリースティーヴンス騎手が連勝。

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 melod03a.gif 1st・ChurchillDowns Distaff Handicap G2
  CHILUKKI   CherokeeRun-Song of Syria (Damascus)

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 melod03a.gif 2nd・Iroquois Stakes G3            
       MEETYOUATHEBRIG   Out of Place-Always Be Mine (Kris S)

これはちょっと気になる。ゲイリーが勝ちまくるのか、これでおわりなのか?
 馬券はいろいろあるものの、何回かの外国競馬の経験から、組み合わせ馬券や、
連単、3連単、4連単などはパス。単勝中心のつもり。

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 melod03a.gif 3rd・ DISTAFF (1・1/8マイル) いよいよ3レースからブリーダーズカップ。

SPAIN  Thunder Gulch-Drina (Regent and Royal)


先頭6がSurfside SeatleSlew-Flanders(Seeking the Gold) その直後緑帽がSpain

1番人気はクリスマッキャロン騎乗の「RIBOLETTA」。
マッキャロンは好きな騎手だけにこれを中心に小額の単勝を購入。

レースはほとんどよどみのないペースですすみ、逃げる「SURFSIDE」を
エスピノサ騎乗の「SPAIN」が4角でとらえてそのまま押し切った。
馬券は単勝で当たり。とはいっても小額。
それよりも勝タイムが1:47.66。
速いペースで先行し、なおかつ押し切る根性がないとだめらしい。
府中や中山の千八とはレース自体が違っている。

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 melod03a.gif 4th・ JUVENILE FILLIES (1・1/16マイル)             

CARESSING  Honour and Glory-Lovin' Touch (Majestic Prince)

1番人気はジェリーベイリー騎乗の「RAGING FEVER」。
先行できそうな馬を中心にと考えたものの、よくわからない。
と言うことは差す脚の競馬になるか、ということで先行もあり、差す脚もあり、
というタイプではないかという馬を探し、数頭を選んだ。

ここでタカモト式発想が・・・。ここまですべて単語を分かち書きしない馬名の馬が勝っている。
とすると、つぎもあえて分かち書きしない、「FREEFOURRACING」か。
と思いきや、これが取り消し。CARESSINGと2頭だけだったので10ドルずつ
のつもりだったがこれを20ドルにする。

ジョンヴェラスケスが中団から4角先頭で勝利。
見事にインチキ馬券が的中。しかもこれが48倍で960ドルをゲット。
ふたつのレースで1000ドル以上とってしまい、余裕。
この後1000ドル負けても遊びにきたんだからいいや、という気になる。

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 melod03a.gif 5th・ MILE (1マイル・Turf)                    

WAR CHANT  Danzig-Hollywood Wildcat (Kris S)

ジェリーベイリー騎乗の「King Cugat」と War Chantが人気を分け合う形。
インチキ馬券を当てたので、インチキ馬券に頼る買い方はすっぱりあきらめて考える。
キングマンボの仔 KingCugat も馬場入場の雰囲気から良さそうなので
これを中心に買うが、もう一頭の人気馬 WarChantは買わず。


ブリーダーズカップ・マイルのスタート

NorthEastBound の逃げでレースは進み、よく粘ったものの、後方から
一気に伸びたゲイリースティヴンスのWarChantにゴール前きっちり差されてしまった。
40倍以上あったNorthEastBoundの単勝は少しだけど持っていた。惜しかった。

芝のマイルで1:34”67. 1マイルは1600メートルより少し長い。
芝もけっこう時計が速いのにびっくり。それでもダートよりは控えての
追い込みが決まる可能性もありということか。

わかっていたつもりだが、改めて思うのはアメリカ競馬で強い馬とは、
切れ味が鋭い、というのよりも、力任せに押し切ってしまうスタミナと根性の持ち主か?
楽に行ければいい脚を一瞬使うんだけどなぁ、と言うような馬では
アメリカのグレードレースではおよびでない。
日本の条件戦に慣れている目を修正しなければ・・・。
アメリカだって弱い馬はたくさんいるはずだが、きょうはそういう馬は出てこれない。
そこがブリーダーズカップの凄さか。

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 melod03a.gif 6th・ SPRINT (6F)                        

KONA GOLD  Java Gold-Double Sunrise (Slew o' Gold) 

武豊騎手のアグネスワールドが登場する注目のスプリント。
アグネスワールドの評価はダートだけに低く、一昨年3着、昨年2着のKona Goldが
今年にはいって5戦4勝2着1回と絶好調で3連勝中とあって、断然の人気。

本馬場入場のときまえを通るのを待っていたものの、武騎手は
隊列を無視して私のいるところから遠い1コーナー方向へ行ってしまった。
アグネスワールドの馬券を買う気が失せる。とはいうものの
せっかく日本から来たんだし、来れば高配当、なので少々押さえる。


ブリーダーズカップスプリント
 10番が勝ったKONA GOLD 9番は7着のSUCCESSFULLAPEAL
(芦毛と鼻梁白の顔は付き添い馬)


KonaGoldがあっさり先行するのかと思ったものの、このレースひとつにかける
ソリス騎手をすんなり行かせるほどBCは甘くない。
CallerOneの逃げに激しい先行争いが続くが、直線先頭をとらえたKonaGoldが
人気に応えることとなった。馬券はハズレ。

アグネスワールドは先行争いに加わることもできず、
後方からなだれ込んで8着。

1:07”77 と速いタイムの決着。アグネスワールドが好走するにはもう少し
アメリカ競馬に対する経験が必要か?
しかしスプリントはBCの中でも最も厳しいレースに思える。

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 melod03a.gif 7th・ FILLY AND MARE TURF (1.3/8Mile Turf)    

PERFECT STING Red Ransom-Valid Victress(Valid Apeal) 

マルターズスパーブが出走するレース。

武豊騎手はまたしても本馬場入場で隊列から離れてどこかに
行ってしまった。私は日本でもG1くらいは騎手が全員整列し、一斉に騎乗し、
入場できちんと列を作って進むくらいは観客に対する最低限の礼儀だと思っている。
ヨーロッパの騎手を含めて、この日このようなふざけたまねをしたのは
全レースで武騎手ただひとり。彼としては、馬がイレ込むとかいう心配を
極力回避し、最高の力を発揮させてやりたいという配慮なのだろうが、
BCは未勝利戦ではない。世界有数のチャンピオン決定戦なのだ。
馬場入場でスタンド前を通るとまずいというような生半可な競走馬は出すべきでない。
日本とやり方が違うというならアメリカに出さなければ良い。

レース経験2-3戦の3歳馬ならともかく、明け4歳以上の一流馬がそのくらいできない
のは恥ずかしいこと。パドックから見ているファンには騎手が乗ったときの
気配というのは重要なチェックポイントでもある。
(ちなみにパドックでフラッシュ撮影禁止、とか、牧場見学で引いてきてもらった
種牡馬の写真を撮るのにフラッシュ禁止、なんてことは日本だけ・・・。
それより何よりイヴェントで世界一大騒ぎするアメリカ人でさえ、
G1レースのスタータが出てきたくらいでバカ騒ぎはしない)

マルターズスパーブの評価は低い。
日本での戦歴から見てもここで勝負になるとは思えない。
堀井調教師の管理馬ということになっているが、フロリダ産の良血。
この後アメリカで調教されるそうだ。素材としてはいいものだけに
それなりの意味はあるのだろう。しかしこのレースにははっきり言って用無し。
1ドルも買う気はない。

内枠を引いたマルターズスパーブが先行するが、
一周目の直線後半から馬群にのみこまれる。
買わなくて良かった。

人気はアイルランド馬でムルタ騎手のPETRUSHKA。
今日人気で負けのつづくベイリーはPERFECT STINGに乗る。もう一頭、
同じアデナスプリングス産、オルセノ厩舎、ストロナックステイブルの持ち馬、
COLLECT THE CASH にシェーンセラーズが乗る。こちらが先行し、
P.STINGが差す作戦のようだが、そんなにうまくはまるかな、という疑問
もあり、ヨーロッパ馬のほうを厚めに買った。

もののみごとにオルセノ陣営の作戦がはまる。セラーズがマルターズスパーブの
スローペースをつぶし、控えたPERFECT STINGがマッキャロンの
TOUT CHARMANTの粘りを上回る形で優勝。

馬券はささやかに当たり。しかし6倍しかつかず。
陣営は万全の作戦だったのか。
 
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  melod03a.gif 8th・ JUVENILE (1.1/16mile)                  

MACHO UNO  Holy Bull-Primal Force (Blushing Groom) 

荒れ気味の日ということもあって、人気が割れている。APインディの仔で
チャヴェスの乗るAP Valentine、エスピノサのFlame Thrower,
アイルランド馬でフローレスの乗るStreet Cryなどが人気を分ける形。


パドックでのBURNING ROMA 4着,Rubiano-WhileRomeBurns(Overskate)

APインディは明日レーンズエンドファームに見に行くことになっている。
これを中心みた。前レースのPerfectStingとまったく同じ産地、厩舎、馬主、騎手の
Macho Unoもそこそこ売れているが、あまりにも作戦がはまった後だけに買いづらい。

追加登録料を払って参加のシェーンセラーズ騎乗Arabian Lightが
かなりのペースで逃げる。FlameThrowerが2番手に行ったが、直線伸びない。
中団から脚を伸ばしてきたMacho Unoが直線抜け出して、
さらに後方からものすごい脚で伸びたスティーヴンスのPointGivenの
追い込みを辛くも退けて優勝。馬券は完敗。

HolyBullの産駒、これも明日見にいくことになってたじゃないか、
と思い直しても遅かった。
PointGivenは脚質的なものからハナ差負け。
能力は高い。父ThunderGulchだが、もう少し長い距離が向いているかも。
 
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   melod03a.gif 9th・ TURF (1.1/2mile Turf)                   

KALANISI  Doyoun-Kalamba (GreenDancer) 

モンジュー、さらにモンジューを負かしたカラニシ、フルーツオヴラヴと、
日本でも有名な馬たちが出走する。

私の意見としてはモンジューは凱旋門賞の負けから後の使い方に疑問が残る。
こういうときの後はなかなか全盛期の強さがもどらないもの。
モンジューは要らないだろう。そうすると落ち目のモンジューを負かしたカラニシも
あまり大きな期待はしないほうがよいのでは?

本馬場入場でのモンジューはこころなしか覇気がないように見える。
カラニシはキリッとしていい状態か。
モンジューと同じサドラーズウェルズの仔SubtlePowerもよく見える。
John'sCallもいい感じ。しかし日本流にいえば10歳馬。
デットーリのFantasticLightも人気はないがいい雰囲気がする。
馬券はまるでまとまらない。バラバラに単勝を買うが、まったく自信なし。

エドガープラド騎乗のAly'sAlleyの逃げでレースが進むが、
ダート戦の激しさとはうってかわって淡々としたスローペース。
1周目の直線に出てきたところで、モンジューはとみれば、1頭で最後方。
先頭から距離的にはそれほど離れてはいないが、このペースで先に
行った馬がみんな止まるなんてことは考えられない。
この時点でモンジューが勝つようなことはないと確信。

最後の直線に向いて4・5頭が横に広がる。直線それほど広がらないのがアメリカ競馬。
ジョン・ムルタ、ランフランコ・デットーリ、マイケル・キネーン、オリヴィエ・ペリエ、
リチャード・ヒルズなど、がいるのだから、チャーチルダウンズとはいえ、芝コース
ならこういう競馬になるのか?

道中カラニシがどこにいるかはわからなかった。おそらくかなり後ろだったのではないか。
しかし直線、真ん中を割ってグイグイ伸びたのはカラニシ。
明らかにカラニシが抜けたのはわかったが、2着争いは熾烈。
どれがどれだかわからない状態。最内のQuietResolveが2着と出たが、
どこをどう来たのかはスタンドからはわからなかった。

馬券は早くからモンジューとともに切り捨てたカラニシが勝ったことで完敗。

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   melod03a.gif 10th・ CLASSIC (1.1/4mile)                   

TIZNOW  Cee's Tizzy-Cee's Song (Seattle Song) 

日本人オーナー初のケンタッキーダービー馬フサイチペガサスが登場する
メインイヴェントのクラシック。

馬券的にはまだ800ドルくらい余しているが、気分的に当たる気はしない。
自信を持って外したカラニシが貫禄を見せ、ノーマークのアファームドの仔
QuietResolveが2着にきた直後だけに。

1番  シェーンセラーズ騎乗 CaptainSteve              
       Fly So Free-Sparkling Delite(ViceRegent)
前走サンタアニタでのグッドウッドブリーダーズカップハンデ(G2)2着。
前々走ケンタッキーカップクラシックG2勝ち。9%追加登録料を払った。
        (後註・のち、ドバイWCに参戦し勝利。日本馬と対戦)

2番 デヴィッドフローレス騎乗 Euchre                
         Personal Flag-Solid Eight(Fit to Fight)
前走1番と同レースで3番手から3着。ベルエアハンデG2勝ち。
出走取り消し。 
          (後註・のち、ジャパンカップダートに参戦)

3番 ジェリーベイリー騎乗 Golden Missile             
      AP Indy-Santa Catelina (Cure the Blues)
前走ホーソンゴールドカップハンデG3を逃げて3着。
        ベイリー、オルセノ厩舎、ストロナックステイブルの今日2勝チーム。

4番 パットデイ騎乗 Cat Thief                          
Storm Cat-Train Robbery (Alydar)
99年の勝ち馬だが近走は不調。     
        前走1番の勝ったレースで17馬身はなされたどん尻負け。

5番 ラリーメランコン騎乗 Guided Tour                     
    Hansel-Dancing Mahmoud (Topsider)
       前走3番が3着したレースで2着(勝馬DustOnTheBottle)。

6番 ホルヘチャヴェス騎乗 Albert The Great                   
   Go for Gin-Bright Feather (Fapiano)
        前走ジョッキークラブゴールドカップG1勝ち。トラヴァースステークスG1勝ち。

7番 エドガープラド騎乗 Lemon Drop Kid                     
     King Mambo-Charming Lassie(Seattle Slew)
    前走ジョッキークラブゴールドカップG1で5着も、その前4連勝。
ウッドワードステークスG1、ホイットニーハンデG1勝ち。

8番 ティモシードゥーシー騎乗 Dust On The Bottle               
              Temperence Hill-Princely Proof(Princely Pleasure)
前走ホーソンゴールドカップハンデG3勝ち。

9番 ケントデザーモ騎乗 Fusaichi Pegasus                    
  Mr.Prospector-Angel Fever (Danzig)
       前走ジェロームハンデG2勝ち。ケンタッキーダービーG1勝ち。
プリークネスステークスG1、RedBulletの2着。

10番 パトリックスミューレン騎乗 Pine Dance                   
               Pine Bluff-Dancing Affair (Dancing Champ)
          前走ペガサスハンデG2、3着。ペンシルヴァニアダービーG3勝ち。

11番 ヘルベルトカスティーヨJr.騎乗 Vision And Verse             
                Storm Cat-Bunting (Private Account)
         前走Albert The Great の勝ったジョッキークラブゴールドカップG1、3着。

12番 ジョンヴェラスケス騎乗 Gander                        
       Cormorant-Lovely Nurse(Sawbones)
        前走ジョッキークラブゴールドカップG1、2着。9%追加登録料を支払う。

13番 クリスマッキャロン騎乗 Tiznow                        
          Cee's Tizzy-Cee's Song (Seattle Song)
       前走グッドウッドブリーダーズカップハンデG2、勝ち。スーパーダービーG1勝ち。
ともに決め手は逃げ切り。9%追加登録料を支払う。      

14番 マイケルキネーン騎乗 Giant's Causeway                  
     Storm Cat-Mariah's Storm (Rahy)
前走クイーンエリザベスUステークスG1、2着。
      前々走イーストデジフォンアイリッシュチャンピオンG1勝ち。
       その前にはジャドモントインターナショナルステークスG1勝ち。


フサイチXXXはなんとなく好きじゃない。理由はないが人気でも買う気なし。

レモンドロップキッドもいい馬のようだが、これまた連勝が止まった後だけに
なんとなく嫌な感じがする。

Giant'sCausewayはヨーロッパでの実績馬だが、今日はダートコース。
しかも前走5連勝のあとの2着だけにどうか。

買いたい気がするのは調子の上がってきた感じのCaptainSteve。
カリフォルニア産できょうあまり仕事をしていないマッキャロンのTiznow。
展開的にも逃げを打てるのではないか。
仕事柄名前にひっかかるPineDanceの3頭。
Ganderの母の名前にもちょっと惹かれるが、やめておく。

PineDanceはまともにはちょっと苦しいだろうから10ドル。
ちょっとつきそうなCaptainSteveに20ドル、70ドルをTiznowに、それぞれ単勝。


スタート後、思惑通り Tiznow の逃げで始まるが、Albert The Great も執拗に競りかける。
道中両馬の馬順が入れ替わること2度3度。これはだめか、と思うが Tiznow  が先頭で
直線に向く。先頭争いに目が行ってしまっていたが、Giant'sCausewayもその直後につけて
おり、直線猛然と襲いかかる。ちょうど私が見ている直線の中ほどで、
Giant'sCausewayがTiznowをかわした。すっかりあきらめたが、スクリーンで見る
ゴールでは Tiznow が差し返しているようだ。

ほかの馬は3馬身以上離された。 Tiznow は道中ずっとAlbert The Greatと競り合って
4コーナーでこれを突き放し、直線Giant'sCausewayとびっしり追い比べ。
いったんかわされたものの差し返す、という根性のかたまりのようなレースをした。
あとで見ると、スローペースで前残りの競馬になったように見えるが、そうではない。
タイムは2:00”75.このコースのレコードは’73年ケンタッキーダービーの
セクレタリアト1:59”40.この日のTiznowはコース歴代6番目の記録。
ちなみにフサイチペガサスのKダービー勝ちタイムは2:01”12、これも
ケンタッキーダービーの勝ちタイムとしては優秀と言えるものだ。

馬券はあたり。10.2倍で700ドルあまりをとる。
一日では2000ドル弱の配当金を受け、購入資金に500ドルあまり使った。
1400ドル程度儲かると言う思いもよらぬ結果。

よくよく考えてみれば、イグザクタが、デイリーダブルが取れたのでは、という
場面もあるが、実際買うとなるとうまくその組み合わせで買えるかどうか
わからないのが馬券というもの。
ほぼ単勝一本に絞ったことがやはりよかったのだろう。


日本馬がアメリカのグレードレースでチャンスがあるとすれば、
やはり芝コースのレースだろう。ダートのほうがレベル的にもきびしい。
並のデキのシンボリルドルフならサンルイレイステークスくらい、どうにかなったとは思う。
しかし軽い馬場での走法を変えられなければだめだろう。
BC SPRINTとCLASSICはアメリカでのレース経験なしで通用するのは
かなり難しいのではないか。

日本に帰ってきて、府中の下級条件レースをみていると、
馬場は広いし、タイムは速いようでも道中みんな押さえていられるし、
のんびりしたものだと思えてしまう。もちろん10レース一気にグレードレースが
続くBCだから特殊なのだとも言えるが。

一日でグレードレースがたくさん、というのはヨーロッパにもあるが、コースは
基本的に同じなので、パターンがひとつだけ、ともいえる。
しょっちゅう海外の競馬を見る機会のあるひとはともかく、一度くらいは
外国の競馬を見てみよう、というにはBCが最高に楽しめるのではないだろうか。

 
優勝馬ティッズナウ (ピンクの勝負服)


ブリダーズカップの翌日はケンタッキーの牧場見学に行ってきました。
キーンランド競馬場でのセールを見た後、ジョナベルファーム、クレイボーンファーム、
レーンズエンドファームにて世界的種牡馬を見学させていただきました。
その様子は「album」ページに。
 

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